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『錯覚資産』を得るために学歴を獲得しよう

将来の目標が特にない、やりたいことがハッキリしない高校生には、少しでも有名な高偏差値の大学を目指すことを強くオススメします。やはり、高学歴は最強の「肩書き」です。

 

高校生にとってはかなりショッキングな事実かもしれませんが、資本主義社会における人間の評価は、「実力」ではなされません。人は「肩書き」で評価されるのです。

 

 

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

 

 

ブログやSNSなどで有名なふろむださんという匿名の方が書いた本なのですが、人生は純粋な実力よりも「実力があると見せかける力」、つまり「肩書き」で決まることが多いと述べています。著者はそれを『錯覚資産』と呼んでいます。
 
社会で働いたことのある大人なら、おそらく多くの人が同意せざるを得ない主張だと思います。綺麗事を言いたい気持ちはとても良くわかりますが、綺麗事では世の中まわっていません。
 
「本当の実力」なんて、誰も興味はないんです。それよりも「肩書き」、つまり『錯覚資産』が重要なんです。
 
最近、東大生がやたらとTVに出ていませんか?それは、「東大生」という「肩書き」が強烈な『錯覚資産』だからなんです。
 
確かに、東大に入れる能力はすごいです。しかし、本当の一人ひとりの東大生の真の実力はどうなのか?東大生だって、勉強はできるけどダメな奴だっているだろうし、東大生の中にだって優劣はある。小学校の頃から塾代に何百万円もお金をかけた裕福な東大生もいれば、塾なんて通わず独学のみで東大に入った生徒もいるじゃないですか。しかしそんな「本当の実力」を一切無視できるほどの見せかけの力、それが「東大生」という「肩書き」であり『錯覚資産』なんです。
 
 
皆さんも経験があると思いますが、「行列の出来るケーキ屋さん」とか「再生回数◯◯万回」とか、本当の実力を時間をかけて検証したわけではないのに、なんとなく聞こえのいい凄そうに感じる「肩書き」を人は重視してしまうんです。
 
残念な話なんですが、あなたの実力が本当に評価されることはこれからの人生においてほとんどないでしょう。あなたは現在、学校の先生から正確に実力を評価されていますか?おそらくされていないはずです。人には、人のことをとことん見る余裕、時間なんてないんですよ。就職活動の面接でさえ、たかだか10分程度です。10分で人間の何がわかるんでしょうか。
 
ならどうすればいいか。実力と共に『錯覚資産』も身につけましょう。極端な話、あなたが東大に入れば、あなたの中身、性格がどんなに悪かろうが、就職活動の面接は余裕でパス出来ます。高学歴なだけで、他人はあなたのことを信用してくれるし、とても生きやすくなるんです。
 
将来、長野県で就職して生きていこうと思ったら、信州大学卒は強力な『錯覚資産』です。あなたの面接官も、親戚も、周囲の人間「の多くが信大卒」というだけで、ただその3文字を見ただけであなたを信用してしまうんです。ある種の思考停止なんですね。
 
人間である以上、この性質はしょうがないのです。この認知バイアスについては、過去様々な心理学者がこれを人間の性質として仕方のないものと定義しています。ならば、これを武器にしてしまいましょう。
 
高校生のあなたが最初に手に入れられる『錯覚資産』は学歴です。2019年の現代においてもそれは圧倒的な武器です。目標のない方は、ネームバリューのある大学を目指した方が確実に生きやすくなります。