長野市の大学受験英語専門・プロ家庭教師のイガラシ

長野市、中野市、小布施町、須坂市で大学受験英語に特化したプロ個人家庭教師のイガラシのブログです。

依然ゆるぎない地方高校の国公立推し

新年度早々、下記のような記事が流れてきました。

首都圏私大生 仕送り過去最低 | 2019/4/3(水) 20:36 - Yahoo!ニュース

 

地方から首都圏の大学へ進学した学生への仕送り金額が過去最低とのことです。

こうした右肩下がりの日本の経済状況からみて、地方の高校としては、わざわざ下宿をしないと通えないような遠方の首都圏の大学(私大なんてもってのほか)なんて安易に勧められないのです。そうではなく。地元&近隣の国公立大学への安定した高い進学率こそが、地方高校が生徒獲得の為にとるべき戦略なのです。

 

こうした高校側の生存戦略によって、長野の高校生は、良くも悪くも地元の国公立大学進学を勧められるのです。

 

さて、私は高校の先生でもなんでもありませんので、好き勝手な意見を言います。

2019年にもなって、マジョリティ(多数派)に自分の人生の選択を流されるなんてナンセンスです。中学生でもネットで証券取引ができて、アプリを作れて、Youtubeで名を売ることができて、スマホ1台あれば無限に英会話を身につけられる時代において、最近では高校生が世界一周するのが流行っているみたいですが、そんな二次関数曲線的に加速する「個」と「多様性」の時代において、右向け右で自らも右を向く軍隊のようなマインドに染まることはナンセンスです。

 

高度経済成長、バブル絶頂期の1990年頃までは、右肩上がりの日本経済によって、日本人にとっての幸せの定義はほぼ一義的でした。つまり、右向け右でほとんどの人が幸せを感じられた時代です。人の言うことにそこそこ従っていれば幸せだった時代です。打って変わって時代は2019年、右肩下がりの日本経済によってかつての一義的な幸せの定義は崩壊しました。今の中高生が働き盛りになるであろう2050年頃には、いったいどうなっているのでしょうか。誰も想像がつきません。今の価値観が全く通用していないかもしれません。そんな不確かな時代の変遷において、右向け右の軍隊的マインドに陥るのはリスクが高すぎます。

 

大切なのは「自分で考える」「自分で自分の人生をデザインする」ことだと思います。「学校の先生も両親も、地元の国公立大を勧めている、だから進学しよう」ではなく、「学校の先生も両親も、地元の国公立大を勧めている、という状況の中で、自分はどうしたいか、どうするべきか」と、周囲の情報と自分の意思決定との間にクッションを挟む、それが考えるという行為です。

 

話がまとまりそうでまとまらなかったのが申し訳なかったのですが、私が伝えたかったことは、地元の国公立大学に進学することが最も良い行い、なのではなく、そうやって生徒を洗脳することが地方の高校が生き残るための戦略であるだけ、ということです。

 

一週間以上ブログをさぼっていたので、文章力が落ちた気がします。どんなことでも、サボると衰えますね。

 

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