長野市の大学受験英語専門・プロ家庭教師のイガラシ

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長野では予備校と家庭教師どちらを選ぶべきか

志望校に合格したい。その際に、予備校と家庭教師、どちらを選ぶべきでしょうか。

 

ズバリお答えします。どちらでもいいです。どちらでも大して変わりません。「予備校と家庭教師 違い」で検索をすると、各々のメリット・デメリット等がごちゃごちゃと書かれていますが、どちらを選ぶかはそれほど重要ではないと私は考えます。重要なのは「信じ抜けるかどうか」です。

 

受験はメンタルです。モチベーションをどう保つか、辛いときや成績が伸びないときでも踏ん張って勉強を続けられるか、ラクな方に逃げないか、本当に心の底から志望校に行きたいと思えるかどうか。結局のところ、悩みは全てその辺りなんです。すべき勉強をきちんとすれば、大学は合格できるんです。それが出来るかどうか。成功を分けるカギはメンタルに依るところが圧倒的なんです。つまりはそのメンタルをいかに強靭なものにするか、が課題となります。

 

人間は何か信じるものがないと生きていけません。それは「宗教」と呼ばれています。日本人は無宗教と言われることが多いですが、違います。皆、神社やお寺にお参りに行ったり、ご先祖様を供養したりしますよね?これらは立派な宗教です。ここで宗教論を詳しく語るつもりはありませんが、心の拠り所がないと、全人類のメンタルが崩壊してしまうんです。

 

多くの受験生にとっても同様で、彼らに必要不可欠なのはそういった心の拠り所であり、「教義」なんです。では、何を信じるべきか、誰の言葉を頼ればいいのか。

 

その役割を担うのが、先生と呼ばれる存在だと思います。学校の先生、予備校の先生、家庭教師。彼らの言葉は受験生にとっては非常に重く、彼らのメンタルを大きく左右します。受験生をやる気にさせたり、逆にしぼませたりするんです。

 

結局は「誰の言葉を信じられるか」なんです。人間同士の相性の問題です。学校の先生を100%信頼している生徒もいれば、学校は嫌いだけど予備校講師を崇拝する生徒もいる。相性が合って、この人にはついていける、この人を信じて頑張ろう、そう思える存在に出会えるかどうかです。別に学校や予備校でなくて東大生ユーチューバーでもいいし、生身の人間でなくても本だっていいわけです。

 

長野にお住いの皆さんも予備校と家庭教師どちらを選ぶべきか、考えると思います。長野駅前周辺にはたくさんの予備校がありますね。信学会、代ゼミ。武田塾など。正直、どこでもいいです、生徒自身が信じられる存在を見つけてください。家庭教師の先生で、いい先生に出会ったらその人についていきましょう。出会いは縁です。出会ってみるまで相性もわかりません。評判の良い予備校や家庭教師が、自分にとって相性が悪い場合もあります。そもそも、学校の先生を信頼しているなら予備校に行かずにそれでいいんです。出会いのきっかけはなんだっていい。とにかく信じられる存在に出会うこと。その信じる力こそがメンタルを強化し、受験を成功に導きます。

 

しょうもない精神論に聞こえるかもしれませんが、めちゃくちゃ重要な考えだと私は思います。

 

私自身の話なのですが、私は高校時代を通して学校が死ぬほど嫌いでした。教師ともほとんど口を利かず、言うことも聞かず、学校もさぼってばかりで、学校側も私のことを嫌いだったと思います。そんな中、世界史の今井先生という先生がいまして、私はその今井先生の世界史の授業だけはとても好きでした。まぁ、今思えばなんてことのない普通の方なのですが、とても優しい表情と口調で、非常にきれいな板書で、つまりは私と相性が良くうまくマッチングしたんでしょうね。

 

私は慶應義塾大学の法学部を受験したのですが、入試の世界史の点数は自己採点で92点(100点満点中)でした。この92点はその年の全受験生の中での最高得点です。自己採点が間違っていなければ、私が世界史の最高得点者だったわけです。私は予備校には行っていません。世界史に関しては今井先生に全幅の信頼を寄せていて、勉強に使った教材は今井先生の板書を写したノート4冊と自費で購入した世界史用語集のみです。世界史の教科書すらも2~3度読んだ程度でほとんど使っていません。ただひたすらに今井先生ノートを暗記し、ストーリーを頭の中で組み立て、そのノートに用語集のマニアックな用語を書き込んでいっただけです。周囲には「ナビゲーター世界史」などの参考書を使って「授業よりナビゲーターのが分かり易いわ。」なんて言っている連中もいましたが、フタを開けてみれば私のほうが全然勝っていたと思います。

 

正直、慶應に合格したことよりも、今井先生を信じて世界史で最高得点を取れたことの方がよっぽど自身につながりました。「信じ抜く」、その原体験を与えてくれたのが、私にとっては今井先生のノートだったんです。

 

家庭教師として私を選んでくださった方には、最高の指導を提供するつもりです。ですが、結局は人間同士、相性なので、うまくいかない場合もあります。そういう場合は速めに見切りをつけてください。信じられる存在を見つけてください。

 

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