長野市の大学受験英語専門・プロ家庭教師のイガラシ

長野市、中野市、小布施町、須坂市で大学受験英語に特化したプロ個人家庭教師のイガラシのブログです。

マイノリティ(少数派)の受験生活

突然ですが、私イガラシは左利きです。日本人の10%は左利きなので、マイノリティ(少数派)なわけです。世界的に見ると、宗教的な理由で左利きを矯正されるような国もあるので多少ばらつきはありますが、概ね日本と同じ割合で世界でも10%が左利きです。

 

左利きの人は共感して頂けると思いますが、小さい頃から「左利きなんだ!天才じゃん!」と周囲から言われることが多く、その瞬間は優越感に浸れますが、本当にその瞬間だけです。人生を通してメリットはほぼないです(プロレベルのスポーツ選手等になると、話は別ですが)。どちらかというとデメリットだらけです。以下その例。①書道で左だとトメ・ハネが綺麗にできないので右で書かされるがゆえに下手くそなので書道が大嫌いになる ②左手で鉛筆で文字を書くと左手側面が汚れてノートが汚くなってイラつく ③野球をやらされるときにグローブが左用しかなく右で投球しなければならず野球が嫌いになる ④給食当番でスープ担当の際におたまが左利きには使いづらい仕様になっているので本当にイラつく ⑤一般的なハサミは右用なので左で切りづらい ⑥ラーメン屋の狭いカウンターで左隣の人と腕が当たる(こっちは左で食べてるのに隣は右で食べてるから) …以上のように具体例を挙げていくとキリがありません。

 

なぜ、左利きというだけでこんなにもストレスを感じないといけないんでしょうか。それは、この文明社会が右利きという圧倒的多数派(マジョリティ)の為にデザインされているからです。右利きの人は全く意識しないと思いますが、例えば駅の改札が右側に設置されていたり、自動販売機の硬貨投入口が台の右側についていたりと、細かいところでありとあらゆるものが右利き用に作られているんです。そういうわけで左利きは細かいところでストレスを感じやすく、塵も積もれば山となるで、統計的には左利きのほうが寿命が短いというデータがそれを証明しています。

 

人類は狩猟時代から左利きの割合が10%だったとか、これ以上左利きの話を深掘りするとキリがないのでこの辺で。この話を受験に転用すると、もしあなたが誰も受けないような大学を受験しようとしていたり、海外の大学を目指していたりと、周囲とは異なる受験生活を送る場合には、あなたは圧倒的マイノリティに属することをハッキリと自覚しないといけません。周囲とは違うから、周囲と同じような意識ではダメなんです。

 

都会よりも地方のほうがマイノリティの地位が低いのは明らかで、長野で普通に高校生をやっていると、マイノリティに属するがゆえのストレスに大いに晒されるでしょう。私立に行きたいのに国公立へ行けと推されたり、県外に出たいのに県内の大学へ進学することが正しいという風潮に呑み込まれたり。左利きなのに、書道でひたすら右で書かされているようなモンです、その状態。

 

それでもマイノリティなあなたはどうすればいいか。①マジョリティとは距離を置く ②マイノリティが生きやすい環境へ移る  このツープロセスが重要です。まず、あなたがストレスに感じるようなマジョリティに身を置いたり時間を費やすのはやめましょう。具体的に言うと、自分に関係のない意見は徹底的に無視したりなるべく関わないようにすることです。私立に行きたいのに国公立推しな教師は徹底的に無視、なるべく関わらない等。そして、マイノリティを許容する場所へ移りましょう。例えば、海外の大学を目指しているとするならば、海外の大学進学専門の塾に通うとか、SNSで同じような知り合いを見つけて意見交換するとか、海外の大学進学セミナー的な会に参加するとか、海外の大学進学を応援してくれている味方を増やしてその人達と会う時間を作るとか。あなたが同性愛者だったとしても、長野で高校生なら超マイノリティですが、新宿二丁目に行けばそれがマジョリティになるんです。そっちへ行った方が絶対に生きやすいですよ。こういったメンタルケアは非常に重要だと思います。受験成功のカギは半分以上がメンタルだからです。サッカーの本田圭佑選手も良く言ってますよね、メンタルメンタル。人生メンタル次第です。

 

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