長野市の大学受験英語専門・プロ家庭教師のイガラシ

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なぜ長野の高校は国公立大を生徒に勧めるのか

これは長野県の高校に限らずなんですが、地方の高校(進学校)は生徒に国公立大進学をやたらと勧めます。教師によっては「押し付け」と感じられるような方もいます。洗脳レベルで推してくる高校も中にはあるでしょう。

 

不可解に思う生徒さんもいるかと思いますが、これにはとてもシンプルな理由があります。高校にとって、実はお客さんは生徒ではなくその親です。高校は親からお金をもらっているので、親が実質的なお客さんです。そして日本の平均世帯収入は右肩下がりであり、家計は年々苦しくなって教育費の捻出も年々厳しくなっている現状があります。親が金のかかる私立を嫌がるから、国公立進学してもらうように生徒を洗脳するしかないのです。そうでないと、国公立進学率がガクンと落ちるような事態におちいってしまうと高校にとってはお客さんを失うことになります。非常にシンプルですね。東京の進学校世帯年収平均値が高い傾向にあるので、地方ほど国公立信仰はありません。自宅から都内の私大に通えるので、下宿費用もかからないという事情もあります。

 

端的に言うとお金の問題です。なので、もし生徒さんの家庭が裕福であり、私立に行っていいと親に言ってもらっているのなら私立を目指しても余裕でOKです。中途半端な国立よりも上位私立の方が価値があるとあなたが感じれば、そちらを目指しましょう。

 

逆に、あまり裕福でなくて親から国立に行ってほしい、と言われた場合でも、私立の学費を自分でまかなう、という選択肢もあります。方法なんていくらでもあります。私立文系大学4年間だったら400万円弱でしょうか。一生懸命勉強して給付型奨学金をもらうこともできます。卒業後、給与の高い会社に入りパパッと返済してしまうこともできます(もちろん、相応の努力は大前提です)。全てがあなた次第でどうにでもなります。

 

高校の為に、高校の教師の為に国公立を目指す、なんてアホな考えは一切持たなくて大丈夫です。もっと自分の人生を真剣に考えましょう。人生は長いです、80年以上あります。高校側はあなたの人生のことを全く考えていません。次年度以降のお客さんを逃さないために国公立教を布教しているだけです。非常にドライなんです。あなたもその辺りはドライに捉えて、余計な雑音は排除して、自身の将来をデザインしましょう。

 

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