長野市の大学受験英語専門・プロ家庭教師のイガラシ

長野市、中野市、小布施町、須坂市で大学受験英語に特化したプロ個人家庭教師のイガラシのブログです。

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私に対して匿名で気軽に質問を投げられるので、是非活用頂ければと思います。解答はTwitter上で行います。

 

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「by : 〜によって」だけでは大学受験英語は攻略できません

ある程度難関な大学の入試だと、中学英語で習ったような安易な訳し方では全く歯が立ちません。

 

例えば、中学ではbyは「~によって」、withは「~とともに」と教わります。非常に安易なんです。実際のところはそんなに単純ではありません。

 

例えば、『そのウイルスは顕微鏡によって観察された』という文章を英訳すると、次のどちらが正しいでしょうか。


A...The virus was observed by microscope.

B...The virus was observed  with microscope.


安易な訳しか知らないと、顕微鏡「によって」と日本文にあるからbyが正解だろう、となってしまいますが、これは不正解です。正解はBのwithを使っている文です。


byを辞書で引いてみると、大まか次のようなことが書いてあります。①(運輸・伝達の)手段;~によって  ②(製造・発明・創作の)動作主;~によって 。


②の動作主、というところがポイントです。

動作主とは、意志を持った人間(もしくは動物)のことです。by microscope としてしまうと、「顕微鏡(という動作主)がウイルス

を観察した」となってしまいます。あくまでも動作主は人間で、顕微鏡は意志を持った動作主ではありません。


動作主である人間が、道具を使って何かをする、というパターンは with を使うのが正しいです。 with microscope です。なので B を選ばないといけません。


もしこの英文に by  も入れてみるなら、


The virus was observed by us with microscope.


という風にも出来ます。

 

大学受験英語は本当に奥が深くて幅広いです。安直な訳を覚えただけでは太刀打ち出来ません。是非、早いうちから基礎をしっかり固めましょう。

 

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受験勉強をいつ始めるべきか

高3生の2月はまさに多くの受験生にとって合格と不合格を分ける分水嶺の時期です。現実として、半分以上の受験生は第一志望に落ちます。落ちてしまった彼らは受験終了後「もっと勉強しておけばよかった」という後悔の念を抱きます。逆に第一志望に合格した受験生の中でも、そもそも志望校のレベルを落として受験に臨んでいた生徒も実は多いです。本当は国立志望だったけど高3の秋頃に諦めて私立専願にした、などというケースですね。彼らの中にも、もっと勉強しておけば本当の第一志望に合格したかもしれない、という後悔が少なからずともあると思います。最初に思い描いた、本当の心からの第一志望に受かるのは受験生の5%もいないんではないでしょうか。私の指導歴からの体感値ですが。

 

こういった高3生の切羽詰まった現状、後悔だらけの現状を鑑みると「受験勉強をいつ始めるべきか」なんて、まるでしょーもない質問です。「早ければ早いほどいい」に決まっています。つまり「今すぐ」です。今後の人生において、「今すぐ」が一番早いんですから。

 

受験勉強、いつ始めればいいんだろう。。 という疑問が頭の中に浮かんだ時点で、あなたは受験をとても意識していて、受験に成功したいと思っているはずです。なのでこの疑問が浮かんだら、そんな余計なことを考えないで今すぐ受験勉強を始めましょう。繰り返しますが、本当の第一志望に合格する生徒は5%もいない世界です。

 

具体的に言うと、英語と数学だけはきっちり積み重ねておきましょう。この2科目だけは、どうしたって積み重ねがモノを言う科目です。勉強すべき量がほかの科目に比べて圧倒的に多いです。巻き返しがしにくいです。もし英語と数学に苦手意識を持っているのなら、早いうちに潰しておきましょう。

 

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なぜ長野の高校は国公立大を生徒に勧めるのか

これは長野県の高校に限らずなんですが、地方の高校(進学校)は生徒に国公立大進学をやたらと勧めます。教師によっては「押し付け」と感じられるような方もいます。洗脳レベルで推してくる高校も中にはあるでしょう。

 

不可解に思う生徒さんもいるかと思いますが、これにはとてもシンプルな理由があります。高校にとって、実はお客さんは生徒ではなくその親です。高校は親からお金をもらっているので、親が実質的なお客さんです。そして日本の平均世帯収入は右肩下がりであり、家計は年々苦しくなって教育費の捻出も年々厳しくなっている現状があります。親が金のかかる私立を嫌がるから、国公立進学してもらうように生徒を洗脳するしかないのです。そうでないと、国公立進学率がガクンと落ちるような事態におちいってしまうと高校にとってはお客さんを失うことになります。非常にシンプルですね。東京の進学校世帯年収平均値が高い傾向にあるので、地方ほど国公立信仰はありません。自宅から都内の私大に通えるので、下宿費用もかからないという事情もあります。

 

端的に言うとお金の問題です。なので、もし生徒さんの家庭が裕福であり、私立に行っていいと親に言ってもらっているのなら私立を目指しても余裕でOKです。中途半端な国立よりも上位私立の方が価値があるとあなたが感じれば、そちらを目指しましょう。

 

逆に、あまり裕福でなくて親から国立に行ってほしい、と言われた場合でも、私立の学費を自分でまかなう、という選択肢もあります。方法なんていくらでもあります。私立文系大学4年間だったら400万円弱でしょうか。一生懸命勉強して給付型奨学金をもらうこともできます。卒業後、給与の高い会社に入りパパッと返済してしまうこともできます(もちろん、相応の努力は大前提です)。全てがあなた次第でどうにでもなります。

 

高校の為に、高校の教師の為に国公立を目指す、なんてアホな考えは一切持たなくて大丈夫です。もっと自分の人生を真剣に考えましょう。人生は長いです、80年以上あります。高校側はあなたの人生のことを全く考えていません。次年度以降のお客さんを逃さないために国公立教を布教しているだけです。非常にドライなんです。あなたもその辺りはドライに捉えて、余計な雑音は排除して、自身の将来をデザインしましょう。

 

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大学卒業後に長野に戻るなら観光業が面白い

 ご存知の通り、現在の日本の人口は約1億2000万人です。今の10代が大体60歳前後になる2065年頃には、これが9000万人を割ります。人口が減るどころか、人口に対する高齢者の割合も激増します。

 

そうするとどうなるのか、一つには「内需」が減る問題があります。内需とは国内需要のことです。日本の多くの企業、長野県の企業もそうですが、基本的に日本人に対してモノやサービスを売って利益を得ています。これが内需です。しかし今後は日本人の数が激減するので、内需に頼る企業は利益が減少します。至極当たり前の話ですね。なので将来あなたが内需に頼る企業に入社して、残り続けると、あなたの収入は全く上がらず、あなたの親の世代と同じように働いていても、あなたの親の生涯収入の半分程度しか得られない、なんて可能性も余裕であります。いや、可能性というか、必然的にそうなります。

 

では、どうするべきなのか。それを回避する選択として「外需」に頼る企業で働く、があります。外需とは国外需要のことで、つまりは海外のお客さんにモノやサービスを売って利益を得ることです。将来、貧困に喘ぎたくなければ、外需産業に身を置きましょう。

 

外資系の会社だったり、海外で就職をするのも全然ありですが、大学卒業後は長野県に戻りたい、長野で働きたいと考えている方は、『観光業』がオススメです。

 

デービッド・アトキンソン 新・観光立国論

デービッド・アトキンソン 新・観光立国論

 
 

内需が先細る日本は、どう考えても外需を増やしていくしかありません。その中で大きな伸びしろ残されているのが『観光業』なのです。既に日本は観光立国として有名で多くの外国人が訪れている、というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、それはウソです、現状は全然大したことありませんよ、という主張がこの本では展開されています。この本の著者はイギリス人で、アメリカの超大手証券会社で働いた後、京都へ移り住み、現在は日本の文化財を修復する小西美術工藝社という会社の社長を務められている方です。日本について非常に造詣が深いイギリス人の視点で、日本の観光業に対しての「甘さ」を突いています。

 

単純に言うと、外国人は日本に全然来ていません。旅行先として日本は選ばれていません。日本は観光後進国なのです。2013年の観光客到着数ランキングでは日本は26位、観光収入ランキングでは21位です。上位は欧米や東南アジア、トルコ、オーストラリアなどの国々が占めていて、どちらのランキングでも日本は中国や韓国に負けています。韓国にすら負けている現状で日本が観光立国とは決して言い難いです。

 

著者は観光立国になるための4条件として「気候」「自然」「文化」「食事」を挙げています。極端な気候でなく、自然が豊かで、歴史などの文化財があり、食事が美味しい。ランキング上位のフランスやスペインなどは見事にこれを満たしています。そして、日本もこれを満たす数少ない国の一つなんです。しかし現状はランキング20位にすらはいれていません。

 

なぜか。原因はいくつかあります。日本のプロモーション戦略ミスや、海外観光客にとって不便なサービス(海外では当たり前のクレジットカードが券売機で使えない、多言語に対応していない等)、超富裕層向けの高級ホテルが少ない、などが挙げられます。

 

特に、日本は「おもてなし」を無意味に強調し過ぎです。日本のおもてなしは素晴らしい、なのでどうぞ日本へ来てください、と。そもそも、おもてなしはそれを受け取る側がどう感じるか、どう評価するかであって、発信する側が「俺たちのおもてなしはすごいんだぜ!」なんてわざわざ言うもんじゃありませんよね。かなり痛々しいです。おもてなしの受け取り方は、当然人によって違います。例えば、海外ではレストランでどの客がどの料理をオーダーしたのかウエイターが覚えているのが当たり前で、日本のレストランでの「●●を注文されたお客様~」的なセリフが理解不能らしいです。最低限やるべきことすら出来ていないと捉えられてしまうんです。これでおもてなしの国とか、お客さんからしたら失笑モノです。

 

そもそも、おもてなしが評判だからと言ってわざわざお金と時間をかけて海外旅行しません。海外旅行をする目的は「気候」「自然」「文化」「食事」なんです。どこの国へ行ったって、お金をそれなりに使えばそれなりのおもてなし、サービスが受けられますから、旅館で働いたことのある私からすれば、繁忙期のおもてなしなんてひどいもんです。数をこなすことにいっぱいいっぱいで、それどころじゃありません。おもてなしが良いですなんて自分からは口が裂けても言えないです。

 

日本の致命的なミスは、謎の「おもてなし」アピール。これをまずやめましょう。「気候」「自然」「文化」「食事」ここをガンガンアピールしてお金をぶっ込んでいくべきなんです。そうすればポテンシャル的には世界最上位の観光立国になれるんです。

 

長野県は、県単位でみても「気候」「自然」「文化」「食事」の4つをすべて満たしていると思います。夏は暑すぎず冬は冬らしい寒さ、善光寺松本城、いうまでもない大自然、食事も美味しい。確実にポテンシャルが高い県です。伸びしろがめちゃくちゃあります。将来的には観光業に従事して長野を経済的に盛り上げていくのは素晴らしい選択だと思います。内需に頼りっぱなしの衰退産業とは違って、伸びていく産業というのは、夢がありますよね。なので、英語を今のうちに勉強しておきましょう。観光業でなくても外需に頼るのであれば、英語は必須条件です。受験勉強の英語は、将来的に英語を運用するのに絶対に役に立ちます。

 

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たった4つだけでOKな最強の英語勉強法

Twitterを眺めていたら、英語の勉強法に関するこんなツイートが流れてきました。

 

 

素晴らしく的を得たツイートだと思いました。本当に、たったこれだけでいいんですよね、英語を伸ばす方法なんて。受験英語にも大いに当てはまる勉強法だと思います。

 

伸び悩んだり、志望校のレベルにまで達しない生徒の大半は②と③のはざまにいるパターンです。この②と③には大きな壁が存在するからです。勉強量の割合で言うと、①と②が2割、③と④が8割です。①と②だけをこなしても、本の序章に過ぎません。だから後者にとことん時間を使わないといけないんですが、前者のみで満足してしまっている生徒が多過ぎです。理解まではたったの2割なので、残りの8割を復習に費やさないといけないんです。

 

理解力が頭の良さに依るのはわかりますが、復習力、つまり淡々と訓練できるかどうかは頭の良さには大して依りません。単純に、やるかどうかだけです。受験勉強の大半は頭の良さなんて関係のない、復習なんです。それを強く意識しましょう。

 

 

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高校3年生から英語の家庭教師をつけて間に合うか

家庭教師をやっていまして、一番多い依頼が高校3年生の生徒さんです。高3の春~夏手前くらいの依頼が多いですね。

 

彼らは、英語が出来る、出来ないで言えば、出来ない側の生徒さん達が多いです。高3で受験を強く意識し始め、「どうしたもんか」という感じで急遽、家庭教師をつけます。

 

果たして、英語が出来ない高3生が急遽家庭教師をつけて、英語はなんとかなるんでしょうか?

 

私の体感では、そのうちの95%は彼らが希望する第一志望には受からないです。つまりなんともならないことが多いです。それが現実です。さて、この数字を見て絶望的と感じるでしょうか?「家庭教師をつけたって意味ないじゃん」と思うでしょうか?

 

はっきり言いまして、すべての教科がそうなのですが、英数国に関していえば中1からの6年間、いかに積み重ねたがが大学受験では問われるんです。進学校に通う生徒が、上のレベルの大学に行くんです。甘くはありません。単純計算で行くと、高2まで英語をとことんサボっていた生徒さんであれば、残りの1年間で5年分の遅れを取り戻さないといけないワケです。高3の1年間だけで英語が飛躍的に出来るようになる魔法なんて「絶対に」ありません。地道に遅れを取り戻す作業をやるしかないんです。この5年分の遅れを取り戻す作業が、95%の人間には出来ないのです。

 

私は家庭教師として、上記の様なパターンの生徒さんにはまず必ずこの事実をお伝えします。そのうえで、残りの5%に入るための戦略を、生徒さんと一緒に考えます。

 

例えば週1回90分で、少々のやる気を出して英語の授業を受ける、程度の覚悟では正直全然歯が立ちません。それ以上の覚悟が必要不可欠です。高校の授業で、受験科目に関係のない授業は全て切り捨てて英語に費やす、くらいは最低やってもらわないと話にならないです。

 

依頼を受けた時点での生徒さんの実力によってアドバイスはもちろん様々なのですが、かなりヤバイ状況の場合は、他の全てを捨てるくらいでないと大学受験には到底太刀打ち出来ません。

 

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